HP日記
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格好悪い感じになりました(笑)
ということで、こちらに続きますww
ではでは!
「ほら、可愛らしい」
「みる、な!」
クイっと顎を持たれ、ついに顔を上げさせられてしまった。
赤い瞳と蒼い瞳が交じり合う。
自分を欲する瞳に、自分だけが映り込む。
「う・・・ぁ」
チョコレートはあと1つ。
「あぁ・・・チョコレートばかり食べていたら口の中が甘くなってきましたね」
「え・・・?」
「他の果実も頂きましょうか?」
「な、に?」
何を言っているのか理解できず、そのまま固まってしまっていると、セバスチャンはシエルのワイシャツの裾を掴み上げ、そしてその裾をシエル自身に握らせる。
「これをめくり上げてください」
「は?」
これをめくり上げたら上半身が丸見えじゃないか。
いや、男同士だから気にすることはないかもしれないけれど。
セバスチャン相手だから見慣れているかもしれないけれど。
今は違う。駄目だ。だめだ。
「い、いやだ」
「拒否権は無いと先ほどから申していますよね?」
「っ!!」
「チョコレートばかり食べるというのも辛いのですよ。シエルの方がよくご存知でしょう?」
「だがっ」
「お手伝いしますよ」
「や、まて!」
掴んだ手にセバスチャンは手を重ねて、上へと持ち上げて行く。
徐々にワイシャツが上へと持ち上がり、か細く震えている上半身が見えてくる。
そこには。
「美味しそうですね」
「だめだからっ・・・」
「なぜですか?こんなにも尖らせているじゃないですか」
「やっ」
首を屈めて舌先でツンと胸の尖りを突く。
そして、このままにしておいてくださいね、と声を掛けながら掴んでいた手を離し、シエルひとりでワイシャツをめくり上げている状態になった。
「酷くそそりますね・・・・」
「やめろ・・・見るな・・・」
「ここは触ってと言うのですよ」
「あッ・・・」
両腕を背中に回され、抱きつくような形で尖りに口付けられる。
「ひぅ・・・あ、ぁ・・やだっ」
噛み付かれたと思ったら、酷く優しく舐められて、執拗に舌を這わせてくる。
もう片方の尖りには爪を立ててくるので、もうたまらない。
「あぁ・・・こんなに赤くなってしまいましたね」
口を離したセバスチャンはうっとりとその尖りを眺め、ペロリと舌で舐め上げる。
「ぅあ」
「下も窮屈そうで可哀相に」
「あ・・・あ、せばす、ちゃん」
「そんなもの欲しそうな顔をして・・・」
カチャ・・と金属と金属がぶつかる音がしたかと思えば、ジー・・・と留め金を降ろす音が期待という音に変わって耳に響く。
しかしセバスチャンはシエルのズボンを広げただけで、それ以上をどうしようということは何もしなかった。
「ん・・・」
「駄目ですよ、まだチョコレートが1つ残っています」
諌めるように唇に指を這わせ、悪戯に微笑む。
先をねだらせるようにしておきながら、焦らしてストップをかける。
(本当に悪魔だな!)
内側を燻る熱の置き場所が見当たらず、シエルはその指に噛み付いた。
けれどすでに力が入らない身体で噛み付いたとしても、ただの甘噛み程度だろう。
それに相手は悪魔なので、噛み付かれたところで痛くも痒くもないはずだ。
しかし。
「悪い子ですねぇ」
「あ・・あ・・はぁ!」
シエルが座っている膝が動かされ、意地悪く突き上げられる。
その感覚は同じなのに、奥に当たる快感は一切ない。
それなのに身体が覚えているせいか、疼きが一向に酷くなった。
「チョコ・・・チョコレート!」
「ん?」
「っぁ・・・渡す・・・から!・・・ふぁ」
「そうですか」
ピタリと足を止め、よしよしと頭を撫でてくる。
いつもならここで罵倒が飛んでも可笑しくないが、もうここまで塗り潰されてはシエルも余裕がない。
もう解放への道筋を辿ることしか考えつかないのだ。
「っつ・・・」
手を伸ばし、チョコレートを掴み上げる。
そして口に放り込み・・・。
首に抱きつきながら勢いよく口付けた。
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