こんばんは、月猫です。
本日はこちらに短文らしきものをＵＰしに来ました＾＾
本当はサイトの方を更新したいのですが、それはまた後日でｗ

タイトルは『個人授業』
内容は、なんだろう・・・会話のみに近いです（笑）
雰囲気を楽しめたらいいなとｗｗｗｗ

書いていて思ったのは、
セバス先生の個人授業はイヤラシイと思います（マル）
けれどそんな授業を受けて、恥ずかしがるシエルが見たいでｓ（殴）

それでは、今日はここでドロンしますｗｗｗ
暇なときにでも覗いてみてやってくだせえm(_ _)m
ではでは～＾＾

 
お教えしたいことがあるんです。
 
そう言った悪魔はどこまでも妖麗で、きっと何度もこの顔で女を騙してきたのだなと思った。
それほどこの悪魔の姿は整っていて、眉目秀麗なのだ。
 
別に興味ない。
 
悪魔の言葉に首を振る。
相手の言いなりになるのは癪だ。
特にこの悪魔相手には。
 
本当に？
 
試すような言い方。
気に食わない。
 
お前が教えたいだけだろう？
 
笑みを浮かべて言い返す。
下から覗き込むように顔を近づけて。
 
そうやっていつも口説くんですか？
それはお前の方だろう。
さぁ？興味がないのでしょう？
教えたいんじゃないのか？
 
顔を近づけたままの攻防戦。
唇に相手の息が掛かって気持ち悪い。
けれど知っている。これはワザとなのだと。
本能が告げているのではない。
これは経験からだ。
 
教えたいと言ったら？
考えてやらないこともない。
待てないと言ったら？
駄犬だと笑ってやる。
それでもいいと言ったら？
 
舌が伸び、上唇だけ舐めていく。
コレが腕なら行儀が悪いと叩かれている場面だろう。
かわりに己の舌を伸ばし、ソレに少しだけ触れ合わせる。
けれど触れた瞬間に口腔に逃げ、お預けを。
 
どこでそんなことを覚えました？
先生はお前だろう？
まったく、貴方はろくなことを覚えませんね。
褒め言葉としてとっておこう。
 
ミカエリス先生？
上目使いで、口元に弧を描く。
可愛らしい顔ならまだしも、きっと裏社会の住人にピッタリの黒い笑み。
けれど彼は獣のように瞳を光らせた。
 
これで興奮するなんて、
とんだ悪趣味だ。
 
まぁ、僕も人のことは言えないけれど。
 
「では授業をしましょうか、シエル・ファントムハイヴ」
「・・・お手柔らかにお願いします」
 
 
 
先生の授業は白いシーツに埋もれた世界で、
闇に隠れた厭らしい密事。
 
 
 
 

[11回]